おしらせ   当院では臍ヘルニアの圧迫療法を行っています。

当院では臍ヘルニアいわゆる「出べそ」に対する圧迫療法を行っています。

昔の臍ヘルニアに治療は、絆創膏を左右に皮膚を引き寄せてヘルニアが出ないように貼って固定する方法で行っていました。しかし絆創膏にかぶれる皮膚炎が多発したり、連日のように絆創膏を貼りなおさなければならない煩雑さから、あまり行われなくなりました。
もっとも臍ヘルニアは、放置しても1歳頃までにはほとんどが自然に治癒する病気です。ただし2歳過ぎても改善しない場合は手術が必要ですし、自然に改善しても余分な皮膚が残り見栄えが悪かったりした場合に、美容上の手術をするケースもあります。また、経過観察中に「出べそ」を指摘されることで受ける両親の精神的負担も無視できません。これらの理由から、圧迫療法が見直され実施する施設が増えてきました。絆創膏が改良され頻繁に張り直す必要がなくなり、皮膚炎も起こしにくくなったのも普及してきた要因です。

当院で行っている圧迫療法

治療を開始する月齢は、4ヶ月以内が望ましいです。というのは年長児になるほど治療の効果を得ることが難しくなるからです。当院で開始する月齢は生後1ヶ月から2ヶ月がほとんどです。

典型的な臍ヘルニアの治療経過をご提示します。

下は生後2ヶ月で受診された男の子の写真です。

お臍の形に合わせた綿球を用意し、突出しているヘルニアを綿球で押し込んで、その上からテープを貼ります。
下の写真のような状態になります。

このシールは簡単には剥がれませんので、貼りっぱなしにします。入浴も問題ありません。剥がれてしまったり、皮膚が赤くなった場合は、途中で受診していただきますが、何もなければ1ヵ月後に来ていただいています。先ほどの男の子はシールが剥がれたので2週後貼り直しに来院し、下の写真のようになりました。

お臍の周りが赤くなったので、今回は固定しないで一休み。2週後に来院したのが下の写真。

赤みが改善したので再び固定しました。その後1ヶ月経過し(生後5ヶ月)、下の写真のような状態になり治療終了です。

尚、写真の掲載に当たっては、ご家族の了解を得ています。

 

 

おしらせ   発熱のある患者様

発熱のある患者様は、受診前に必ず電話(024-933-7788)をしてください。
受診までの流れを説明いたします。

 

おしらせ   スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を行っています。

当院ではスギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を行っています。治療を希望される方は、電話でその旨をお伝えください。

スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の治療
スギ花粉症とアレルギー性鼻炎の治療には2つの治療法があります。一つは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ等の症状を薬で抑える薬物療法です。もう一つが、花粉症の原因となっている物質(アレルゲンといいます)を少ない量から投与して体を慣らしていくアレルゲン免疫療法があります。

アレルゲン免疫療法は、対症療法である薬物療法とは違い、根本的な体質改善を目指す治療法ですので、長期にわたって症状を抑えることが期待されます。そもそもアレルゲン免疫療法の歴史は古いのですが、アレルゲンの投与方法が注射で行う皮下免疫療法しかありませんでした。この治療を受けるためには医療機関に頻回に通う必要があり、しかも痛みを伴う治療であるため、限られたごく一部の医療機関でしか行われてきませんでした。

2014年、アレルゲンの投与方法を、舌の下で行う舌下免疫療法が新たに加わりました。この治療法は治療薬を毎日自宅で服用するものですので、月1回の受診で済みます。

スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法について
スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎と診断された患者さんが治療を受けることができます。
治療薬を舌の下に置き、1分間そのまま保持した後、飲み込みます。 

服用の期間
1日1回、毎日服用します。治療開始の最初の1週間は極少量を服用し問題なければ2週目から増量し、その量を続けます。治療期間は3年以上が勧められています。

治療の開始時期は?
スギ花粉症は、スギの花粉が飛んでいる時期には治療を開始することはできません。ですからスギ花粉の飛散が終了した5月から遅くとも10月までには開始した方がよいと思います。
ダニアレルギー性鼻炎は、季節に関係なく治療を開始することができます。 

期待できる効果
すべての患者さんに効果があるわけではありませんが、長期に正しく服用すれば次のような効果が期待できます。
・くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善
・涙目、目のかゆみの改善
・アレルギー治療薬の減量
・生活の質の改善
・ダニアレルギー性鼻炎の患者さんは、気管支喘息を合併している場合、気管支喘息の症状の改善も期待されます。

副作用
主な副作用
・口の中の副作用
 (口内炎や舌の下の腫れ口の中の腫れ)
・咽頭(のど)のかゆみ
・耳のかゆみ
・頭痛   など
重大な副作用
・ショック
・アナフィラキシー
 多くの場合、服用30分以内で、じんましんなどの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁など)が見られます。

おしらせ   スポットビジョンスクリーナーを用いた弱視の検査を行っています。

子どもの目の機能は3歳ころまでに急速に発達し、6歳位で完成します。それには光が目の中に正しく入っていき視覚的な刺激を受けることが条件となります。発達段階の時期に屈折異常(近視、遠視、乱視)や斜視があると光の刺激を受けずらくなり、健全な視力の発達は望めません。この状態が弱視です。

早期に弱視の診断がつけば、アイパッチやメガネの装着などの訓練を行うことによって、視力の発達が期待できます。郡山市では3歳児健診時に、スポッビジョンスクリーナーを用いた検査を行っています。検査により異常が見つかり、眼科の専門の先生の治療を受けている子もたくさんいます。

この機器による検査は生後6か月以降可能ですので、私は3歳児健診以前に診断をして早期治療につなげたいと考え購入を決めました。当院で行う10ヶ月健診ではルーチンにこの検査を無料で行っています。検査は数秒で済みますので、まだ数は少ないですが10か月児で検査ができなかった子はいません。

検査の料金は自由診療で1回300円です。異常に気が付いていて検査を行った場合は保険診療になります。

おしらせ   百日咳予防のため、就学前およびDTⅡ期の時期に三種混合の追加接種をお勧めします。

最近、学童期や成人の百日咳の報告が増加し問題になっています。

百日咳を予防するワクチンは、四種混合ワクチンです。予防接種のスケジュールでは、接種を生後3ヶ月から開始し、生後5ヶ月には3回目を完了します。ワクチンを3回接種することで、基礎免疫ができます。3回目の接種から1年後に追加接種を行います。これで百日咳に対する抗体はさらに上昇しかかりにくくなります。しかしワクチンによる免疫は徐々に低下し、5~6歳では抗体の保有率は30%以下となります。

百日咳はワクチンを受けていない赤ちゃんがかかるととても重症になり、呼吸ができなくなり死に至る事もあります。ワクチンによって免疫が付く前にかからない様にする為には、学童期や成人の百日咳の流行を抑える必要があります。

日本小児科学会は、学童期の百日咳を予防するために就学前におよびDTⅡ期の時期に三種混合ワクチン(四種混合ではない)を接種することを勧めています。

ただし、三種混合ワクチンの接種は任意接種になるため無料で接種はできません。接種料は1回4000円です。接種をご希望の方はお問い合わせください。

尚、就学前の接種は、MRⅡ期との同時接種をお勧めします。また、DTⅡ期(二種混合ワクチン)の時期の接種は、DTⅡ期を受けずに三種混合ワクチンを接種することになります。