病気について 気管支ぜん息の治療

気管支ぜん息の治療は大きく分けて2種類あります。

具体的には、起きてしまった発作を止める治療と、発作を起こさないようにする治療(予防)です。

予防する治療を行うかどうかは、発作を起こす頻度と発作の重症度によって決めます。年に数回、吸入してすぐによくなる程度の軽い発作を起こす子であれば予防する薬をずっと続ける必要はありません。しかし、発作によって日常生活に支障を来たす、具体的には、学校を休む、夜眠れない、スポーツができない等を月に数回でもあるようであれば予防する治療を開始したほうが良いでしょう。

ぜん息のお子さんの気管支は発作が起こっていない状態でも炎症が続いています。一度発作を起こしてしまうと炎症が強くなりそれを抑えるには時間とさらに多くの薬が必要になります。発作を繰り返すほど気管支が痛んで正常の状態に戻りにくくなるといわれています。予防薬を続けることで発作を抑えられれば、重い喘息になるのを防ぐこともできるし、必要な薬の全体量を減らすこともできます。

予防する薬はアレルギーの反応を抑える飲み薬と、吸入ステロイドという吸入薬があります。

 

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