感染症便り 感染症だより(8月26日~9月1日)

新型コロナウイルス感染症の報告は多くあります。手足口病は減少中です。

RSウイルス感染症、溶連菌感染症は減少中です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の報告数は依然多いです。

手足口病は減少してきています。手のひら、足の裏に小さな水疱が出来、口の中に口内炎が出来、熱が出ます。まれに髄膜炎を合併することがあり、高熱が続いたり、頭を痛がったり吐いたりしたときは要注意です。ウイルスの感染症ですので抗生物質は効きません。

RSウイルス感染症も小流行中ですが減少してきています。高熱とともに咳がひどく、ゼイゼイと呼吸が苦しくなります。1歳未満の乳児がかかると重症になることが多く、入院して酸素の吸入を必要とすることもあります。

溶連菌感染症も小流行が続いています。熱が出てノドが真っ赤に腫れ、舌がイチゴのようになります。全身に細かい発疹が出る事もあります。ノドの検査ですぐに診断ができます。この病気は細菌による感染症なので、抗生物質が効きます。ただし、腎臓や心臓の合併症を防ぐために長く飲む必要があります。

ヘルパンギーナも減少中です。突然高熱が出て、ノドチンコの周りに口内炎が出来るのでのどを痛がります。小さい子はヨダレが多くなったりします。ウイルスの感染症ですので抗生物質は効きません。

(9月4日)

福島県内の感染症発生状況は以下の福島県感染症情報センターの発表をご覧ください。

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